日常の小さな出来事のブログ

50代主婦。日常生活の変化や小さな幸せについてのブログです。

発達障害(傾向)=発達の個人差(個性)?👧🧒

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

 

発達障害、よく耳にする言葉です。

最近、三角形が上手く書けない小学校低学年のお子さんのことを色々考えています。

 

10年前とまではいきませんが、2013年に米国の精神医学会作成のDSM-5(精神疾患の診断と統計のためのマニュアル第5版)が作成されました。

広い範囲の発達障害を含む精神障害の診断の基準を定めることを目的としています。

 

 

日本はどうでしょうか、2005年に発達障害者支援法が施行されました。

また、学校教育法等が一部改正され2007年4月に施行、そして特別支援教育が正式にスタートしました。

 

特別支援ーお子様の発達面でご心配な保護者の方、関係者の方には気になる言葉だと思います。

 

最近私は「発達障害学習支援」に関係する民間の資格を取りました。発達障害の学習に特化しているものです。

 

その時のテキストを見直しながら、ブログを書いております。

 

さて、発達障害とは、、、

脳と神経系の障害(私は脳の機能の非定型発達という方を好みます!)であることがわかっています。

⭐️思いましたが、定型発達の人ばかりだと、

個性ってどうなるんだろうな〜と。。。

 

私は仕事柄、色々な生徒さんに接する機会が

多いです。発達面の問題があったり、支援級や不登校の生徒さんなどです。

 

最近、小学校低学年の生徒さんのお母様から

直角三角形が書けない、というご相談を頂き

ました。

縦と横の線は引けるが、斜めの辺(斜辺)が

半分くらいの確率でミスがあると、、、

 

ちょうど学校で学習している最中だと。

前提として、斜め線は書くのが難しい、ということがあります。この理由としては、

・横や縦線を引くのに比べ、書くこと自体難しい。

・方眼紙で書いた場合、縦と横の線に引きずられる

などがあるようです。

 

私は認知及び機能面と、学習の関係を調べ考えてみました。

 

⭐️認知とは、人が外界の情報を受け入れて

処理し行動に現れるまでの一連の処理システムのことです。

 

発達障害のお子さんは認知処理能力に得意、不得意の差が大きい場合が多いです。

そのため、効果的に学習をサポートするには認知の視点を持つことが非常に大切です😀

 

 

認知理解の視点を復習します。

①視覚処理と聴覚処理

②同時処理と継次処理

③注意

④記憶の仕組み

⑤ワーキングメモリーの視点

メタ認知

 

この中で ③注意 に注目しました。

そのお子さんは直角三角形をを書く時に、縦と横の2辺は書けるとのことです。

それでは斜辺についてです。問題はその2本の先端同士を結ぶ斜めの線がミスすることです。

 

認知理解の視点の注意とは、

1 注意選択の困難

2 注意転換の困難

3 注意分割の困難

4注意持続の困難

 

この中の注意の選択の困難、注意の転換の困難に注目しました。

 

○注意の選択の困難

このお子さんは直角を作る縦横の2本の辺の先端を、視界から見極め(選択、選別)にくいのではないか、認識しにくいのではないか、ということです。

繰り返しますが、線の最初と最後を正しく見極められないので、線を引きそこない斜辺が正しく書けないのでは、ということです。

○注意の転換の困難

あるいは、直角を作る2つの辺から視線を転換できず、視線の先が曖昧なまま斜辺を書いてしまっているのではないか、と推察できます。

 

注意の選択、注意の転換、この2点で困難があるのでは、と考えました。

 

 

その他の視点として、

機能面があります。

視覚機能(簡単にいうと目のピントを合わせたりなど)の面からは、視覚探索の困難、及び視知覚の困難があげられます。

 

○視覚探索の困難

ー視覚探索(見るべき対象をしっかり捉える能力)

この困難とは、具体的にはピント合わせだけではなく、視野の狭さや眼球運動の苦手さなどによって困難が生じることです。例として、行を読み飛ばして読む、筆算の桁がずれて計算する、などがあります。

 

○視知覚の困難

ー視知覚(眼球からの情報の、形や大きさ、位置などを把握する能力)

この能力に問題がある場合、物の位置や形が正確に認識しにくくなります。

具体例として、図形や漢字の暗記が苦手(漢字の形が正確に見極めらえないため)が起こります。

 

直角三角形を書くのに苦労しているこのお子さんは、認知面の注意の転換、注意の選択、そして機能面では視覚探索の困難、視知覚の困難が絡んでいるのでは、と思いました。

 

 

結果として、

三角形がなかなか正確に書けない

→学校の作図のテストでは✖️になる

→出来ない子だと思われる

→自信を無くす

 

この流れを止めなければいけません。

苦手を補う教材が何か無いか探してみました。

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私が良いと思った教材はこれです。

縦と横の垂直に交わる線が書いてあるシンプルなものです。

お手本を見ながら、

最初の四角は、左下から右上に向けて角同士を線で結びます。

次の四角は、左上から右下に向けて角同士を線で結びます。

 

いきなり正確に書くのは無理かもしれません。

支援のステップとして、

①点線をなぞる

②線を結ぶ先に赤色などで目印の点を書く→これができたら黒色の点にする

③縦と横の線だけで斜め線を書く

 

 

加え、視覚探索の困難の訓練として、Wikipedia で見つけたものを載せます。

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PとBを見分けるものです。

皆さんはいかがですか、私は上の問題を“オットここだったか〜“と思ってしまいました。

 

このように図形の作図が苦手な小学1、2年生がいたら、このような視点で見て頂ければと

小さいながらも、色々苦労しています。それを苦労と感じていないかもしれません。ただ周りの大人が“何でできないの〜”と言って心配したり、怒ったりする、と。そして自分は何で出来ないの、と思って落ち込みます。。。

 

ただ発達面で個人差があるので、いつの間にか三角形書ける\(^^)/となっているかもしれませんが。。。

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